作り手の思い
横浜で、VRの世界を体験してきました。
時間と空間を自由に行き来できて、その中に入ると、確かに自分が世界の中にいる。
すぐそばにあって、手に触れられそうなほど。
作り出された世界だと分かっていても、本当に探検しているような気持ちで、ずっとワクワクしていました。
帰ってきてから、ずっと考えていました。
この感覚を、一枚の絵で表現できたら。
見る人が、絵の中に入っていける。
その世界に、うちの子がいる。
そうしたら、行けなかった場所へも、一緒には行けない季節の中へも、絵の中でなら行ける。
作り出された世界でも、そこにその子との物語があれば、本当に歩いていけるから。
あの日から、描きたいものが、はっきり形になりました。
入っていける、ワクワクする世界を、一枚の絵に。
もちろん、メモリアルは大切にしています。
いま、4匹の保護猫と暮らしています。
これまでに何度も、大切な子を見送ってきました。
大雨の日に出会った小さな子猫も、そのひとりです。
見送ったあとにつけた名前は、「後でまた会おうね」の【あと】。
見送ったあとに残るのは、写真と、思い出と、言葉にならない気持ち。
それをどんな形で残すか。
飼い主様に、自分のことのように寄り添いながら、一緒に考えて作っていきたいと思っています。
元気な子は、行けなかった場所や、季節の中へ。
見送った子は、もう一度、思い出の場所へ。
写真と伺ったお話から、うちの子を絵の中の世界へと連れ出します。
その子との物語があるから、絵の中を歩いていける。
絵の中なら、どこへでも連れていける。
うちの子と、一緒に出かけてみたい場所や、一緒に過ごしたい時間を、思い浮かべてみてください。