白いオルレアが終わったあとも、庭にレースフラワーの景色を続けたい方へ。
うちでは、ブラックレースフラワーがその役目です。

オルレアと入れ替わるように咲く
我が家の庭で、オルレアが種になり始める頃に、まるで交代するかのように咲き始めるのがブラックレースフラワーです。
この花も、うちの庭でなくてはならない植物のひとつです。
春から初夏は輝くような真っ白な花のオルレア、夏から秋にかけてはシックな色合いのブラックレースフラワー。長くレースフラワーの景色を楽しめます。

花の色に幅がある
ホワイトレースフラワーではなく、あえてブラックレースフラワーを選んだ理由はふたつあります。
ひとつは、夏から秋のはじめまで咲いてくれるので、シックな色合いがその季節に合うこと。
もうひとつは、花色の幅の面白さです。
ワインレッドから鮮やかな葡萄色、薄めの大人ピンク。そして2026年は、白に模様入りまで咲きました。
これも長年、種から育てるからこそ出会える表情です。
株ごとに個性があって、庭にシックで上品な雰囲気を与えてくれます。



咲き始めるのは、オルレアが種になる頃から。オルレアのようにこぼれ種から一斉に芽を出すのではなく、いつ芽を出したかで咲く時期がだいぶずれます。うちでは、10月のはじめにまだ花が咲いている株もありました。
草丈は80〜120cm前後になります。
比較的倒れないので、支柱はしていません。
うちの庭での育て方
蒔く時期は、春か秋。
秋に蒔いたものも、うちでは雪の下で冬を越しています。春に蒔いたものに比べて、秋に蒔いたもののほうがしっかりした株に育ち、背丈も高くなります。
日当たりと風通しのよい場所を好みます。丈夫で育てやすい植物です。
芽が出たあと、ほかの植物にあまりにも近いときは間引くこともありますが、ほぼ放置です。
こぼれ種で毎年咲く
種でいただいて蒔いてから、もう10年近くになります。
うちの庭では、一度種まきしただけです。
こぼれ種で毎年咲いてくれるので、ローメンテナンスの我が家の庭には頼もしい存在のひとつです。
花のあとに、もうひとつの姿
ブラックレースフラワーが、種になりはじめました。
朝晩がすっと涼しくなって、
庭はもう、静かに次の季節の支度をはじめているようです。
平らに花が咲きますが、種になる頃になると、だんだん種を包み込むように丸まっていきます。
よく観察していると、華麗に咲いている時間だけが、花の見どころではないんだなと感じます。
色を落として、種を抱えこんでいくー
鳥の巣みたいに丸くなっていくこの姿が、可愛らしくて愛おしいです。
ドライフラワーにもなるそうです。ドライフラワーにするなら、種が完熟してポロポロ落ち始める前に、一足早く刈り取るのがいいと思います。
種を採るのは、まだ先。
しっかり熟すまで、待ちます。


種が乾燥してきて、少し触っただけでこぼれ落ちるようになってきたら、採種時です。
庭でカラカラになった花がらから、種を採ります。
採るのは、9月の半ばから末あたりが多いです。
ひと株の中で次々と花が咲き、咲き終わったところから順に種になっていくので、いっぺんには採れません。種になったところから、その部分だけ順に採っていきます。

まとめ
- 蒔くのは春か秋。秋まきのほうが大きく育つ。日当たりと風通しのよい場所
- 色は株ごとにちがう。白っぽい株も出る
- 咲く時期は株ごとにずれる。10月はじめまで咲く株も
- こぼれ種で毎年咲く。比較的倒れず、支柱なし・ほぼ放置
- 種が乾いて、少し触っただけでこぼれ落ちるようになったら採種時(9月半ば〜末ごろ・順に採る)
夏から秋へ、季節をつなぐレースフラワー。来年も、オルレアのあとを楽しみに待っています。
この記事を書いている人と、案内役のモナ
雪国で、季節の花があふれる庭を育てています。
もうひとつの仕事として「あしあとアトリエ」という名前で、
大切な家族の姿を絵や動画にして残すお手伝いをしています。
記事のところどころに出てくる狐が、案内役のモナです。

