ヒオウギを育ててみたいけれど、苗がなかなか見つからない方へ。
我が家の庭では、母が育てているヒオウギから種をもらって蒔いたのが始まりです。

ダルマヒオウギってどんな花
夏に咲く、和の花です。
朱色や赤橙色に斑点の入った花はとても印象的で、和の趣を感じます。
花のあとにできる実が割れると、黒く艶のある種が現れます。「ぬばたま(射干玉)」とも呼ばれています。
和風のお庭や自然風のガーデン、山野草がお好きな方に合う植物です。うちの庭では、洋風の花とも合わせて育てています。
ホームセンターなどでは、苗の取り扱いがなかなかありません。
名前が似ていますが、ヒメヒオウギズイセンとは別の種類です。

母の庭のヒオウギ(赤橙・黄・クリーム)
もともとは、母が赤橙と黄色の苗を1株ずつ買って、母の庭に植えたヒオウギです。
そこから増えて、いまの母の庭では、赤橙・黄・クリームの3色が咲いています。



赤橙。同じ株からこぼれ種で増えたものの中に、色の幅があります


左が黄、右がクリーム
クリーム色は、黄色の株からこぼれた種で自然に生えて大きくなった実生(みしょう=種から育った株)に咲いたものだと思います。
種から育てると、花の色には個体差が出ます。
親株と同じ色が咲くとは限らず、斑の入り方や色合いが少しずつ変わることもあります。
どんな花が咲くかは、咲いてみてのお楽しみ。ひとつひとつ違う表情に出会えるのも、実生から育てる楽しさです。
母は、これ以上増えないように種は蒔かず、販売用に色ごとに取り分けてくれています。
種から育てる
我が家の庭の赤橙は、母から種をもらって蒔いてから4〜5年になります。
蒔く時期は、春か秋です。
日当たりと風通しのよい場所を好みます。丈夫で、管理しやすい植物です。
種は、取れ次第すぐに蒔いた方が、発芽率が良いように思えます。私は、採ったらすぐに蒔いています。
いつのまにか芽は出ていますが、株が充実して花が咲くまでには、3年くらいはかかります。その分、じっくり育てる楽しさがあって、長く付き合える植物です。

寒さに強く、雪国でも育ちます。冬は地上部が枯れますが、翌年また芽吹きます。
花のあとの実と、種採り
花のあとにできた実は、ドライフラワーとしても楽しめます。
花から実、そして乾いた姿まで。季節の移ろいを感じられる植物です。

種は、庭で完全に完熟させてから採っています。
実の入ったさやが自然と割れてくるので、その時が採種どきです。
中から、真っ黒な艶のある種が見えます。

私は、それをすぐに蒔いています。
よくある質問
Q:ヒメヒオウギズイセンと同じものですか?
A:別の種類です。名前は似ていますが、ちがう植物です。
Q:種を蒔いてから、どのくらいで咲きますか?
A:うちでは、株が充実して花が咲くまでに3年くらいはかかっています。
まとめ
- 種は、取れ次第すぐに蒔いた方が発芽率が良いように思う
- さやが自然と割れて、真っ黒な種が見えたら採種どき
- 種からだと咲くまで3年くらい。株によって色が少しずつ違うことも
静かな存在感をもつ、和の花ダルマヒオウギ。
種から育て、花を待ち、実を楽しむ。ゆっくり育てる時間も含めて、楽しんでいただけたら嬉しいです。
この記事を書いている人と、案内役のモナ
雪国で、季節の花があふれる庭を育てています。
もうひとつの仕事として「あしあとアトリエ」という名前で、
大切な家族の姿を絵や動画にして残すお手伝いをしています。
記事のところどころに出てくる狐が、案内役のモナです。

