2026.10.21

ダルマヒオウギ*母にもらった種から育てる、我が家の和の花

 ヒオウギを育ててみたいけれど、苗がなかなか見つからない方へ。
 我が家の庭では、母が育てているヒオウギから種をもらって蒔いたのが始まりです。

ダルマヒオウギの花のアップ

ダルマヒオウギってどんな花

 夏に咲く、和の花です。
 朱色や赤橙色に斑点の入った花はとても印象的で、和の趣を感じます。

 花のあとにできる実が割れると、黒く艶のある種が現れます。「ぬばたま(射干玉)」とも呼ばれています。

 和風のお庭や自然風のガーデン、山野草がお好きな方に合う植物です。うちの庭では、洋風の花とも合わせて育てています。

 ホームセンターなどでは、苗の取り扱いがなかなかありません。
 名前が似ていますが、ヒメヒオウギズイセンとは別の種類です。

庭の中で咲くダルマヒオウギ

母の庭のヒオウギ(赤橙・黄・クリーム)

 もともとは、母が赤橙と黄色の苗を1株ずつ買って、母の庭に植えたヒオウギです。

 そこから増えて、いまの母の庭では、赤橙・黄・クリームの3色が咲いています。

淡い色の赤橙のダルマヒオウギ
赤橙のダルマヒオウギ
濃い色の赤橙のダルマヒオウギ

赤橙。同じ株からこぼれ種で増えたものの中に、色の幅があります

黄色のダルマヒオウギ
クリーム色のダルマヒオウギ

左が黄、右がクリーム

 クリーム色は、黄色の株からこぼれた種で自然に生えて大きくなった実生(みしょう=種から育った株)に咲いたものだと思います。

 種から育てると、花の色には個体差が出ます。
 親株と同じ色が咲くとは限らず、斑の入り方や色合いが少しずつ変わることもあります。
 どんな花が咲くかは、咲いてみてのお楽しみ。ひとつひとつ違う表情に出会えるのも、実生から育てる楽しさです。

 母は、これ以上増えないように種は蒔かず、販売用に色ごとに取り分けてくれています。

種から育てる

 我が家の庭の赤橙は、母から種をもらって蒔いてから4〜5年になります。
 蒔く時期は、春か秋です。
 日当たりと風通しのよい場所を好みます。丈夫で、管理しやすい植物です。

 種は、取れ次第すぐに蒔いた方が、発芽率が良いように思えます。私は、採ったらすぐに蒔いています。

 いつのまにか芽は出ていますが、株が充実して花が咲くまでには、3年くらいはかかります。その分、じっくり育てる楽しさがあって、長く付き合える植物です。

種から芽が出て1〜2年目くらいのダルマヒオウギの株
種から芽が出て1〜2年目くらいの株。扇のように広がっている葉がヒオウギです。まだ花はつけていません

 寒さに強く、雪国でも育ちます。冬は地上部が枯れますが、翌年また芽吹きます。

花のあとの実と、種採り

 花のあとにできた実は、ドライフラワーとしても楽しめます。
 花から実、そして乾いた姿まで。季節の移ろいを感じられる植物です。

緑の実がたくさんついたダルマヒオウギの株

 種は、庭で完全に完熟させてから採っています。
 実の入ったさやが自然と割れてくるので、その時が採種どきです。
 中から、真っ黒な艶のある種が見えます。

乾いた実と、中から出てきた黒い種

 私は、それをすぐに蒔いています。

よくある質問

Q:ヒメヒオウギズイセンと同じものですか?

A:別の種類です。名前は似ていますが、ちがう植物です。

Q:種を蒔いてから、どのくらいで咲きますか?

A:うちでは、株が充実して花が咲くまでに3年くらいはかかっています。

まとめ

 静かな存在感をもつ、和の花ダルマヒオウギ。
 種から育て、花を待ち、実を楽しむ。ゆっくり育てる時間も含めて、楽しんでいただけたら嬉しいです。

販売のご案内

この庭で育った植物の種や球根を、メルカリでお分けしています。
種・球根のご購入はこちら
あしあとアトリエ 店主の似顔絵
店主
案内役のモナ
モナ

この記事を書いている人と、案内役のモナ

雪国で、季節の花があふれる庭を育てています。
もうひとつの仕事として「あしあとアトリエ」という名前で、 大切な家族の姿を絵や動画にして残すお手伝いをしています。

記事のところどころに出てくる狐が、案内役のモナです。

← ブラックレースフラワー*オルレアのあとに咲く、色幅のあるレース 花菖蒲「紬娘」*一目惚れした株を洋花と合わせて楽しんでいます →

庭づくりの記録 一覧へ