2026.10.22

花菖蒲「紬娘」*一目惚れした株を洋花と合わせて楽しんでいます

 花菖蒲は、よく似たカキツバタと違って、水の中でなくても育ちます。
 うちの「紬娘」は、ほかの洋花と一緒に、ふつうの花壇で咲いています。

藤色の花菖蒲「紬娘」が2輪咲いているところ

よく似た3つの花、育つ場所はこんなに違います

 花菖蒲・カキツバタ・アヤメは、昔から「いずれアヤメかカキツバタ」と言われるほど、よく似た花です。
 でも、育つ場所はそれぞれ違います。

育つ場所咲く時期花びらの付け根の目印
花菖蒲(紬娘はこれ)湿った土が好き。水の中でなくてよい6月〜7月黄色の筋
カキツバタ水の中(浅い池や沼のふち)5月中旬〜下旬白い筋
アヤメ乾いた草地や畑5月上旬〜中旬黄と紫の網目

 水の中で咲くのはカキツバタです。花菖蒲は湿った土が好きなだけなので、ふつうの花壇で育ちます。

あやめ公園で一目惚れした花

 長井のあやめ公園で一目惚れして、求めた株です。2022年のことでした。
 それを我が家の庭で育てて、少しずつ増やしてきました。

 紬娘は、山形の花菖蒲「長井古種」の品種のひとつです。長井古種は、自生するノハナショウブから自然に生まれた変異種といわれていて、伝統と歴史のある花菖蒲です。
 流通量が少なく、お店で見かけることはあまりありません。だからこそ、実際の花姿の魅力をお伝えしたいです!

紬娘はこんな花

 淡い藤色の地に、藤紫の砂子(すなご=細かい点々)と脈が入ります。花びらが3枚に開く「三英花」です。
 内側の花びらは紅紫で、細い覆輪(ふちどり)が入ります。

 花の大きさは10cmほどの小輪。遠くから見ると、明るい藤色に見えます。
 名前は、長井特産の織物「長井紬」から名づけられたとのこと。

 山形の我が家では、6月中旬〜下旬ごろに咲きます。

紬娘の花のアップ
庭で群れて咲く紬娘

うちの庭での育て方

 うちでは、午後から日陰になり、西陽が当たらない建物の東側に植えています。

 水やりは、植え付けして根付くまではしましたが、その後はほとんどしていません。
 あまり日照りが続くような年は、さすがに水をかけました。

 保水力の足りない土だと、花は咲いても全体の丈が小さくなってしまいます。
 あやめ公園で見たものは、3倍くらい大きかったです。

 長井古種の中でも丈夫で、よく増えます。

キャットミントと並んで咲く紬娘
手前の白い花はオルレア。奥は同じ長井古種のほかの品種たち
手前の白い花はオルレア。奥は同じ長井古種のほかの品種たち

秋に掘り上げて、株を分けました

 この秋、10月14日に株を掘り上げました。今年の株分けで2回目です。
 株分けをするたびに、だんだん植える場所が広がっています。

掘り上げた紬娘の株
庭に列になって植わっている紬娘

 分けた株は、20センチおきくらいに植え直しています。

 冬越しに特別なことはしていません。
 ただ、雪で葉が押しつぶされて、春に切るのが面倒になるので、秋のうちに葉を15センチくらいの高さまで切り詰めて、冬越しの準備をしています。

 お分けするときは、土を落とし、根を新聞紙で包んで保湿し、葉を短く切っています。
 届いたら新聞紙を外して、できるだけ早く植え付けて、たっぷり水をあげてください、とお願いしています。

まとめ

 一目惚れした株が、いまは庭の一角で群れて咲いています。来年の6月も楽しみです。

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この記事を書いている人と、案内役のモナ

雪国で、季節の花があふれる庭を育てています。
もうひとつの仕事として「あしあとアトリエ」という名前で、 大切な家族の姿を絵や動画にして残すお手伝いをしています。

記事のところどころに出てくる狐が、案内役のモナです。

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