
リプサリスを育てて5年ほどになります。花が咲いたのは、去年の6月の一度きりです。
そもそも、花が咲く植物だということを知りませんでした。咲いてはじめて、こんなに可愛らしい花をつけるのだと知りました。
引きずるほど伸びると、冬に切っていました
吊り下げにする前は、植木鉢スタンドに置いて育てていました。スタンドで高さを出していたのですが、それでも床を引きずるほど長くなってきます。

掃除のときに邪魔になるので、冬に家の中へ入れるタイミングで、短く切り戻していました。毎年です。伸びては切り、伸びては切り。
吊り下げる形に変えてから、いくら伸びてもいいな、と思えるようになりました。その年は切り詰めずに、そのままの長さで室内へ入れて冬を越しました。暖かくなってから外に出して、6月に花が咲きました。

そのときは、切らなかったから咲いたのだろうと思いました。咲かせるタイミングを、毎年自分で切り落としていたのだと。
でも、次の年は咲きませんでした
その後も切り戻しはしていません。それなのに、今年は咲きませんでした。
地味な小さい花なので、気づかなかっただけかもしれません。それでも、はっきり見たのは去年の一度だけです。実がついたことはありません。
つまり、切り戻しのせいだったのかどうかは分かりません。5年育てて、一度しか見ていない花です。理由を言い切れるほど、まだ分かっていません。
よそで言われている咲かせ方と、うちの違い
調べてみると、花を咲かせるには冬に10〜15度くらいの涼しい時期を作るとよい、と書かれていました。一年中暖かい部屋で育てていると咲きにくい、とも。
うちは真逆です。ログハウスで薪ストーブを焚いていて、間仕切り壁がないので家全体が暖まります。夜も一日中、暖かいままです。涼しい時期がありません。
外に出すのは、霜が降りる心配がなくなってからです。それは毎年同じようにしています。
だから、去年だけ咲いた理由が説明できません。株が育ってきたからかもしれませんし、たまたまかもしれません。
咲かせ方を知りたくてここへ来た方には、申し訳ないのですが、うちではまだ分かっていません。
ただ、そもそも花を楽しむ植物ではないと思っています。この垂れ下がる、わしゃわしゃとした姿を楽しむ植物です。
花は、見られたらラッキーくらいに思ってもらえたらいいのかなと。
サボテンの仲間ですが、乾かしません
リプサリスはサボテンの仲間です。ただ、砂漠のサボテンとは育つ場所が違って、森のサボテンと言われる種類です。
葉のように見える細い部分は、じつは茎です。サボテンの仲間なので、葉はありません。植物の言葉では茎節(けいせつ)と呼ぶそうです。この記事では「茎」と書きます。
なので、直射日光には当てません。乾燥にも強くありません。水やりと湿度が要る植物だと思って育てています。
窓辺に置くときも、日が直接当たらない明るいところに吊るしています。
夏から秋は外、冬は家の中
夏から秋にかけては、外に出しています。ウッドデッキに吊るして、直射日光は当たらないようにしています。
夏のあいだは日よけの布をかけていました。9月に入って軒の影が長くなり、直接日が当たらなくなったので、布は外しました。
外に出しているのは、水やりが楽だからです。シャワーで全体にかけ流す感じで、3日に1回くらい、たっぷりあげています。
鉢の種類や大きさで変わると思います。うちはプラスチックの鉢です。土の乾き方を見ながら決めてもらうのがいちばんです。

冬は乾燥との戦いです
薪ストーブの部屋は、とても乾燥します。洗濯物はすぐ乾いて助かるのですが、熱帯の植物にはきびしい環境です。
冬にしていることは3つです。
- 加湿器と霧吹きで、毎日湿り気を切らさない
- 土への水やりは週1回くらい。霧吹きをする分、控えめにしています
- 植物用にサーキュレーターを置いて、空気を動かす。ただし直接風は当てない
湿度と同じくらい、空気の流れが大事だと感じています。
サーキュレーターは、植物に向けないほうがいいと思います。壁のほうへ向けて、部屋の空気が回るようにしています。周りの空気が動く、くらいがちょうどいいです。
肥料は、土からと霧吹きからの2か所
肥料は、株元にあげるものと、霧吹きであげるものの2つを使っています。
霧吹きのほうは、水に液体肥料を混ぜるやり方です。毎日ではありません。週に1回か2回、多くても2回くらい。濃さは、本当にごく薄くしています。霧吹きのついでに、少し栄養もあげている感じです。
肥料は根からしか吸わないと思っている方も多いと思います。でも、熱帯の植物は表面からもしっかり吸ってくれます。霧吹きのついでに、ごく薄い液体肥料を混ぜてみるのもいいと思います。
猫がいても置いています。ただし届かない高さに
うちは猫と暮らしていて、完全室内飼いです。
リプサリスは、アメリカの動物愛護の団体(ASPCA)が出している一覧で、猫にも犬にも無毒と分類されています。ただ、無毒だからかじらせていい、という話ではありません。樹液で皮膚が荒れることはあるようなので、触れさせないようにしています。
それより現実的な問題があります。ちぎられます。
細い茎が垂れて、ゆらゆら揺れます。猫にはたまらないおもちゃに見えるようです。届くところに吊るすと、引っ張られます。そして、引っ張るとすぐ切れます。もともと切れやすい植物です。
なので、猫の届かない高さに吊るしてください。これは無残な姿になってしまう前に、ぜひともお願いします。
ちぎれた茎は、捨てないでください
切れてしまった茎は、挿し木で増やせます。
引っ張られてちぎれた分も、そのまま捨てずに、新しい鉢に挿しています。剪定で切った茎も同じです。
ひと鉢が二鉢になります。切れやすいのは弱点ですが、増やしやすいということでもあります。
まとめ|見逃していただけかもしれません
花が咲かない年でも、どこかで小さく咲いていて、気づいていないだけなのかもしれません。それくらい地味で、小さい花です。
水やりをしながら見ていると、気づけることがあります。今年も、探しながら水をあげています。
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この記事を書いている人と、案内役のモナ
雪国で、季節の花があふれる庭を育てています。
もうひとつの仕事として「あしあとアトリエ」という名前で、
大切な家族の姿を絵や動画にして残すお手伝いをしています。
記事のところどころに出てくる狐が、案内役のモナです。